2013年8月4日日曜日

活動報告:『第3回鳥屋崎復興祭』

東北の梅雨明けが発表された8月3日(土)、プロジェクトのメンバー3人は第3回鳥屋崎復興祭にサポートのためお邪魔してきました。

※第2回(平成24年8月)の様子

鳥屋崎地区は宮城県亘理町にあります。太平洋からは約2キロメートル内陸に位置しますが、鳥の海と呼ばれる大きな入江のそばで、東日本大震災の被害は他の被災地同様に甚大です。東北ほっとプロジェクトでは震災後初めての冬に、皆様のご協力を得て石油ストーブを支援、配布した地区でもあります。

鳥屋崎地区では毎年盆踊り大会が行われていましたが、震災でやぐらが壊れてしまい、以後、復興祭と銘打って毎年開催されています。
復興祭には近所の住民はもちろん、津波で家を失い、やむを得ず仮設住宅や遠方に居を構えている人たちも多数訪れます。区長さんは「今は鳥屋崎を離れている人たちも、復興祭で地元を思い出して、また帰ってきてくれたら嬉しい」と話されていました。名実ともに「復興」を願うお祭りです。

亘理町やその隣の山元町は、宮城県の南部に位置しています(仙南地区と呼ばれています)。石巻市や南三陸町などと違って、内陸に向かって起伏の小さいなだらかな土地が続くため、比較的内陸深くまで津波が到達したようです。実際に訪れてみると、高い建物もほとんどないので、大津波が来たらどこに逃げればよいか見当が付きません。
今では報道で亘理、山元の地名を見たり聴いたりすることはほとんどなくなってしまいましたが、まだまだ復興道半ばです。鳥屋崎地区が以前の景色を取り戻せるかどうかはわかりませんが、一家族でも多く故郷に戻ってこられることを願っています。


準備中の会場。今回はトラックをステージに。

総合プロデュースの寺岡氏。ご自身が献身的なボランティアでもあり、石巻のカキ小屋経営者でもあります。

我らが代表の笠原氏。毎年、凝った流しそーめん装置を製作。

会場では焼きそばあり、焼き鳥あり、焼きイカあり、綿アメあり・・・。

水風船釣りや金魚すくいも。

そして復興祭開幕。全員での黙とうに続き、亘理町町長がステージへ。

毎年恒例のライブがスタート。まずは吉田ふくたろうさん。

続いて、毎年すてきなライブを披露されている歌姫、Jadeさん。
Jadeさんは第1回から3年連続ご出演されています。
 
 
ラストは様々な被災地で演奏をおこなっているJAZZ FOR TOHOKUのみなさん。
 
さて、今年の流しそうめんは・・・?
今回も大盛況! 子供も大人もそーめんを追いかけます。
”右利き”の場合、写真右側に立ったほうがそーめんを取りやすいのですが・・・。
子供たちは左側で苦戦中 (^_^;

うまくすくえるかな?
 


正確な数は不明ですが、昨年よりもご来場者が多かったように思いました。
鳥屋崎は周辺に比べると復興が進んでいる地区だそうです。
「お茶っこバス」の企画でもそうですが、コミュニティーの大切さを改めて思います。

最後は「日本一近くで上がる」打ち上げ花火でフィナーレ。
鎮魂と復興への願いを込めて。

報告:杉崎順一

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