2014年8月30日土曜日

箱塚桜団地応急仮設住宅夏祭り報告

8/23

震災後、四度目の夏祭りも天気に恵まれ
恒例の子供御輿、閖上大漁節、レクリエーションダンス、サンバ
そして大賑わいのカラオケ大会と盛り上がっておりました。








当日は気温も高く、ジュースやカキ氷をおかわりに来る方もたくさんいました。今年も多くのご支援いただき、お願いした倍の数量のソフトドリンクを振舞うことができました。この場を借りてお礼申し上げます。


今回はスタッフの人数が少なかったため、出来上がった焼きそばをセルフサービスでとってもらうなど住民の方々の助けを借りてのお手伝いとなりましたが、こちらの仮設の方々の団結力とお気遣いには頭が下がります。手の離せない私たちに「飲み物大丈夫??」と何度も声を掛けていただきました。






帰りに閖上の街に立ち寄りましたが
そこは昨年までと変わらない、荒野が続いていました。
この草の生い茂った場所にはかつて住居が建っていたということを思い出させる基礎部分のコンクリートが見られます。

”復興の計画の遅れ”と”地元離れ”
この相互に関連する2つの問題についてはなかなか進展がみられない、ということも住民の方々とお話して感じました。あらためて感じるのではなく昨年もまったく同じ事を感じたなぁと思っています。



時が経つにつれ、報道も人々の関心も薄れていくものだと思います。活動報告を通して少しでも現状を伝えられればと考えていますが、この仮設住宅での夏祭りも「復興した被災地の楽しいイベント」ではなく、いまだに元の暮らしができない方々がいるのだという事実としてお伝えしたいと思います。




東北ほっとプロジェクト:笠原宗一郎

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