2013年2月15日金曜日

暖房器具支援活動報告

暖房器具支援のご報告をさせていただきます。

【購入した暖房器具】2/14現在

コタツ6台 (4,990×6=29,940円)
石油ファンヒーター1台 (9,950円)
コタツヒーターユニット1台 (1,980円)

 

コタツ布団に関しては現地ボランティア『チーム王冠』さんに
寄せられた支援物資が数セットあり、そちらからお配りしています。

「コタツは津波で壊れてしまったけどテーブルは使える」ということで
ヒーターユニットだけ交換したお宅が一件ありました。

 今回支援をおこなったのは以前ブログにて告知させていただいた
”在宅避難者”、”みなし仮設居住者”の主にご高齢者の方です。

上記の購入した暖房器具の価格を見てもお察しいただけるかと思うのですが、私たち”非被災地”の感覚では決して高価な品物ではございません。しかしながら失職、収入の不安定さ、震災による多額の負債など先の見えない不安から明日の食べるものすら確保できるのかわからない状況に買え控えをなさる方がおられます。

震災から2年がまもなく経とうとしていますがいまだに畳を張り替えられず床板にダンボールを敷いて暮らす人たちがいます。暖房器具が1台しかないため屋内でも上着を着て生活している人たちがいます。必要な物を揃える余裕がなく、足りないものを我慢しながら生活している人たちがいます。
信じられない話ですが「暖房器具はドライヤーとお風呂だけ」と困り果てておっしゃられていた方にもお会いしました。


根本的な問題が何一つ解決しないまま、
”在宅避難”、”みなし仮設”が支援不必要とみられ、
「屋根と壁は用意したので後は自分でしっかり生きて下さい」
と世間から自分たちの存在、状況が忘れ去られてしまうことに
不安と焦りを感じながら暮らしている人たちがいる事を知ってほしい。

自分のおばぁちゃんは80歳を過ぎましたが、
周りに友人もいる、毎日の食事に困ることもない、
それでも時々弱気になっている時があります。

ましてこの被災地の”非日常”が長く続く中で暮らす人たちに、まだまだ当分の間は目を向け、話を聞き、出来ることをしていきたいと思っております。

皆様からお寄せいただいた支援金によりこれらの活動が行えますこと
心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

東北ほっとプロジェクト:笠原宗一郎



 


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