2012年3月2日金曜日

ストーブに関するご報告とその他の活動

2/29(水)、杉崎順一・庸子の2名で石巻に行きました。
その前の26(日)にストーブ40台が、協力団体のチーム王冠の石巻倉庫に到着していましたが、できるだけ早く届けるために、一部の25台程度をチーム王冠のスタッフに配布していただきました。

ストーブは登録グループ世帯ごとに配布していますが、残る15台では1グループの世帯数に満たないため、配布は取りやめました。今、配布待ちの支援グループは、1つが30~50世帯になります。ストーブが集まり次第、また迅速にお届け致します!

この日も、相変わらず寒かったです。毎回のことながら、現地に行くと震災の被害のひどさと東北のしびれるような寒さに圧倒されます。
今年は例年より寒く、また一部屋に1台が当たり前の生活だったのに、津波でほとんどのストーブが流されるか壊れるかしてしまった東北の皆さんには本当に過酷な冬が続いていると、昨日も実感しました。

振り返れば、皆様から約400万円のご寄付をいただきストーブを526台も購入でき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
しかし、この厳寒の中で、大工さん不足により修理のできない自宅で生活をしている様子に、ストーブのお届けをまだまだ続けて行きたいと、メンバー一同決意を新たにしております。
お願いばかりで恐縮ですが、ご無理のない範囲で引き続きのご協力いただければと思います。よろしくお願い致します。

-------------

さて、では私たちが何をしてきたかといいますと・・・。
2人でそれぞれ別な車両の運転手をしました。
杉崎順一は、中でマッサージを受けることができるバスの運転手。2か所に行きました。
バスの前半分は、テーブルとイスが5人分あります。そこでは集まった皆さんでお茶やお菓子をいただきながらおしゃべり。順番が来ると後ろ半分のベッドに移動してマッサージを受けます。
出てきた皆さんのほっぺはほんのりピンク。血行が良くなって、自然に笑顔がこぼれます。





 

杉崎庸子は、地元の演歌歌手のさかえ里美さんのミニコンサートのお手伝いをしました。運転手と会場準備です。こちらも3か所を回りました。

さかえ里美さんは、地元のラジオ局で17年間もラジオパーソナリティーをつとめたそうですが、大震災の事情にからんで番組を休止している状況だそうです。でもさすが17年も続いた番組、行く先々で「聴いてました~」と喜ばれていました。中には「ディナーショーに夫婦で行ったんだよ!」という方も。

さすがにプロ!心に染み入る歌声でした。
聴きにいらしてた方も、歌によって笑ったり涙ぐんだり・・・。
終了後には駆け寄って、一生懸命話しかける人もいました。






最近はストーブにかかわることばかりをやって来て、他の活動とは縁遠いところがありましたので、今回のようにミニコンサートやマッサージで和んだりする皆さんとご一緒できて良い経験になりました。

マッサージボランティアは小柄な女性で、石川県金沢市から夜行バスでやって来て、5日間、マッサージし続けるそうです。私たち東北ほっとプロジェクトだけでなく、いろんな方が被災地の皆さんに「ホッと・HOT」を届けようとしてるんだなぁと元気になる経験でした。

そしてまだまだストーブお届け頑張るぞ!と思ったのでした。


投稿:杉崎庸子

0 件のコメント:

コメントを投稿