2012年1月30日月曜日

第7回ストーブ配布のご報告

調達したストーブの配布作業をボランティア仲間に呼びかけたところ、女性2名(Kさん、Nさん)が名乗りをあげてくれて、昨日1/29(日)に47台をお届けできたとの報告が入りました。

ご寄付のおかげでストーブを購入でき、配布することができます。
ご協力くださった皆様に心より感謝致します。ありがとうございます。


以下、Kさんからのレポートです。

「 本日はMチームに、47台のストーブをお届けしました。正確には42台配布。
残りの5台はリーダーが配布して下さいます。

配布は、リーダーとの二人三脚。仕事の合間の時間を見つけては、運転までしていただき、配布しました。
昼はサブリーダーさんと二人三脚。おかげで道に迷うことなくスムーズに配布です。

中には暖房が効いた家もありましたが、基本玄関入っても暖かさはなく、応急補修中の家もあり、ストーブはいずれも喜ばれました。

今回は弾丸配布だったので、ゆっくり話を聞く時間がありませんでした。写真もなしです。チーム王冠のリクエストで、応急修理制度の利用有無の確認もしました。 」

photo by YURI.K



photo by YURI.K



また、この報告をしてくれたKさんは、Twitterで次のようにも発信しています。

「 石巻で在宅避難の方にストーブを届ける。伺ったあるお宅は、石巻に住んで初めて先日水道管が凍結したと仰っていた。そんなご自宅は、まだ応急処置程度。玄関から伺うと外気と変わらぬ痺れるような寒さ。今更かと思えても、必要とする状況の方々がいる。事実は現場にしかない。」

「 全壊、半壊の自宅に住むための応急修理制度。ストーブ配布に伺った石巻市の在宅避難の方の約五分の一の方がこの制度を知らない、もしくは自分は使えないと思ってらした。今月が申請締切なのに、知らない市民がいる。ボランティアが、フォローしている。なんとか、行き届いて欲しい。」
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実は当プロジェクトの笠原と私も、別件で28日(土)に宮城県東松島市に行ったのですが、本当に寒かったです!
いや、寒いというよりも「冷たい」。

「冷蔵庫」「チルド」を通り越して、ソフト冷凍庫状態(マイナス4度)でした。暖房をきかせた車から降りるや否や手がかじかみ、冷たい強風に顔の皮膚が切れそうでした。深夜に帰宅した横浜の、何と暖かったこと!!

東松島から石巻へ移動して知人に会いに行きました。この人は被災地でボランティア活動を7か月間続け、結果、住まいを石巻に移して、仕事しながら被災地の皆さんとともに歩むことを決意した男性。
私が「ストーブ、まだまだ配っていいですよね?」と聞くと、その言葉が終わらないうちに、
「もう、本当にストーブ、絶対必要! まだまだ必要、全然足りない!! 一部屋に1台欲しいくらいだよ。」と。


ストーブはメーカーが製造をストップ、被災地の販売店でも新たに入荷することはありません。
したがって、市場に出回っている物をかき集めるしかなくなりました。まとまった数を一気に入手することは難しくなりましたが、逆に値段も下がってきているので、貴重なご寄付で1台でも多く購入できるよう、主にネットで安価なものを探して購入しています。

笠原も私も、東北の寒さ冷たさを肌で実感して、ますますストーブのお届けを続けたいという決意を新たにしました。

そして、杉崎順一が2/1(水)にストーブをお届けしに現地入りします。
忘れられているのではという不安を、被災した人たちは持っています。「そうではないんですよ、全国の皆さんが心配していますよ」というメッセージとともに、ストーブをお届けします。

引き続きのご支援、ご協力を、どうぞよろしくお願い致します。


投稿:杉崎庸子

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