2011年11月4日金曜日

【活動報告】第2回ストーブデリバリー

日程:11月2日(水)
文責:杉崎順一

10月11日と12日に行った第1回配布の後に集まったご寄付で、新たにストーブ35台を購入。現物で託していただいたものと合わせ合計41台を配布しました。
配布地域は宮城県亘理郡亘理町および亘理郡山元町です。


今回の購入先は仙台市内にあるホームセンター「ダイシン」です。事情を知った副店長0さんの計らいで値引きをいただき、さらにポイントカードを使って必要な乾電池を購入できるように配慮くださいました。
支払った金額は279,300円(7980円×35台)でした。前回と同じように、被災地の経済的復興の一助のため宮城県内で購入できたことはよかったと思います。


11月2日朝9時、仙台市内で借りたレンタカーのトラックでダイシンへ行きストーブを積みこみ。
その後配布先である亘理郡山元町へ移動しました。山元町では4グループ30世帯に配布。なお、仮設住宅に移り住まれた方は、配布リストから除外しています(仮設住居内で石油ストーブが禁止されているため)。昼過ぎからは亘理町へ移動し3グループ11世帯にお配りできました。




配布方法は基本的に前回と同様で、事前にとったアンケートに従い、グループのリーダーさんの指示のもと取に来てもらったり直接お持ちしたりしました。なお仕事などで留守の場合はリーダーさんに預かってもらい、後で渡せるように手配しました。




なお今回は、ストーブをご寄付を募って仙台市内で購入したことなど、東北の寒さを心配している支援者の存在があることを知ってもらうための説明文を作り、ストーブにつけてみました。報道などで被災地の現状が伝わっていないのではないか、という不安感を持っている被災者もいらっしゃるので、心配している支援者もたくさんいることが伝わればありがたいと思います。






亘理町風景。作付けはもちろん、耕作すらされていない農地が続きます。



地震・津波からもうすぐ8か月になりますが、このお宅では泥だしのため床がはがされたままです。被災地では決して珍しい光景ではありません。大工さんや材料が不足しているため、いつ修理できるかもわかりません。

リーダーさんに預かってもらった留守宅分のストーブ。

当日は日中比較的暖かく、半袖で活動できる時間帯もあったぐらいですが、早朝5時頃は移動中の福島県内内陸部で確認したら気温4度でした。

被災地では上の写真のように、床下の泥だしが済んだだけで床をまだ直してない家や、破損した壁の修理ができない家などが少なくありません。またコタツのコードが壊れて使えなかったり、コタツがあってもコタツ布団がなかったりと寒さ対策が十分でない家庭もあります。
家の破損がそのままだと隙間風が体にこたえるでしょう。1台のストーブでは必ずしも十分ではありませんが、ご希望の方が少なくとも1台は確保できるよう、引き続きプロジェクトを進めてまいります。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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